先日輪島市内にオープンしたラーメン屋さんで醤油を使用していただいております。使用していただいている醤油は能登の大豆、小麦、塩を使用した本醸造づくりのものです。
オープン前に醤油を使用したいとご連絡をいただきました。たまたま購入した醤油の味見をして、蔵まで足を運んでくれてお店で使っていただいているラーメン屋さんは二件目です。嬉しいのと同時に緊張もします。
仕込みを始めた当初は技術や経験が足りないこともあり、とにかく必死で。正直品質にはそれほど自信がなかったのですが、ひとつひとつ品質をあげる為の工夫や作業を考え、毎年試行錯誤を繰り返して少しずつ品質にも自信が持てるようにもなってきました。まだまだ発展途上の商品であると考えている商品ですが、こうして認めていただくことは本当にありがたいことです。
醤油のもろみは手間が一番かかる梅雨を過ぎ、夏から秋に向けて少しずつゆっくりと熟成する時期に入っていきます。
作業はひと段落しますが、きちんと目をかけて育てていこうと思います。