昨年11月から仕込みを始めたお醤油の仕込みも無事に終了です。
(味噌はまだ残っています。。。)
昨年度は仕込み本数も多くなかったので比較的順調に進み、
あいだに味噌の仕込みもしながら4月には無事に終えることができました。
今年でいつの間にやら仕込みも10年目。
知識も経験もまだまだ半人前ですが、右も左もわからない素人同然の状態
(とか言ったらだめかもしれませんが)で何とかやってきました。
始めた当時に比べるともちろん経験も積んで色々とわかってきたことも
沢山ありますが、わかるということはわからないことも増えることでもあっ
て。。。
毎年すこしづつ進歩があるのかないのかよくわかりませんが。。。
ところで最近強く印象に残った言葉として『木桶に助けてもらっている』というものが。
先日とあるお醤油屋さんが木桶についてお話しをされていて、その話の中で『木桶に助けられている』というようなことをお仰っていたんです。
弊社でも木桶を使用して諸味の仕込みをしているのですが、
その木桶を使って10年前に何もわからないなりに始めた諸味づくりの再開。
それから何とか醤油として形になっている(もちろん品質についてははまだまだでしょうけど)
のは木桶や建物に住みついている微生物たちのお陰なのだと思います。
特に木桶に住みついている微生物の影響は小さくないはず。
良くも悪くもでしょうが、設備、道具、建物、微生物、そしてこれらの環境を残してくれたご先祖。
色々な人(生物)に助けられているのだな~ってね。
自分もその一端を担っていくこと、なるべく良い環境を残し繋げていくことをまたさらに強く意識したという話です。
いまさら?
まぁ今だからまたそう思ったのかな。